【TEMUの領収書】発行方法を解説!宛名や会社名、インボイス制度の注意点も

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「TEMUで買ったものを経費で落としたいけど、領収書はどうやって発行するの?」「領収書の宛名を会社名にすることはできる?」

そんな疑問をお持ちのあなたのために、TEMUで領収書(購入明細書)を発行するための具体的な手順と、ビジネス利用する際の重要な注意点をまとめた完全ガイドです。

アプリやPCからの簡単な発行方法はもちろん、「宛名の変更はできるのか」「日本のインボイス制度には対応しているのか」といった、経費精算でつまずかないためのポイントを徹底的に解説します。このマニュアルを読めば、もうTEMUの領収書発行で迷うことはありません。

TEMUで領収書を発行する前の重要チェックリスト

手続きを始める前に、TEMUが発行する書類の性質と、ビジネス利用における注意点を理解しておくことが非常に重要です。後で「このレシートでは経費精算できなかった…」と後悔しないために、以下の2点を必ず確認してください。

最重要ポイント①:領収書の「宛名」は購入後に変更できない

TEMUで発行される領収書(レシート)の宛名は、注文時にアカウントに登録されていた「氏名」が自動的に記載されます。そして、一度注文が完了すると、後から宛名を変更することは一切できません。

もし、会社名での領収書が必要な場合は、必ず商品を購入する前に、アカウントの名前を「会社名」や「会社名+担当者名」に変更しておく必要があります。個人名で購入したものを、後から法人名義の領収書にすることはできないため、経費精算を予定している方は特に注意してください。

最重要ポイント②:日本の「インボイス制度」には非対応

2023年10月から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)ですが、2025年7月現在、TEMUはこの制度に対応した「適格請求書」を発行していません。

TEMUは海外から商品を直送する越境ECプラットフォームのため、日本の消費税に関する「適格請求書発行事業者」として登録していないのが現状です。そのため、発行される領収書(レシート)は、あくまで「購入明細書」として扱うことになります。仕入税額控除を厳密に行う必要がある事業経費としては認められない可能性が高いため、この点は経理担当者によく確認しましょう。

TEMUで領収書を発行する具体的な手順(アプリ版・PC版)

上記の注意点を理解したら、実際に領収書を発行してみましょう。手続きは非常に簡単で、アプリとPC(ウェブサイト)のどちらからでも行うことができます。

スマートフォンアプリからの発行手順

多くのユーザーが利用するアプリからの手順です。

  1. TEMUアプリを開き、画面下部のメニューから「お客様」をタップします。
  2. 次に、ご自身の注文一覧が表示されている「ご注文」セクションをタップします。
  3. 領収書を発行したい注文履歴を選択し、「注文の詳細」をタップします。
  4. 注文詳細画面の右上にある「レシートを表示」というボタンをタップします。
  5. 購入明細が記載されたレシートが表示されます。内容を確認し、画面右上のダウンロードアイコンをタップすると、PDFとして保存したり、プリンターで印刷したりすることができます。

PC(ウェブサイト)からの発行手順

大きな画面で確認・操作したい場合は、PCからの手続きが便利です。

  1. TEMUの公式サイトにアクセスし、ご自身のアカウントにログインします。
  2. 画面右上のプロフィール(アカウント名)にカーソルを合わせ、表示されたメニューから「お客様のご注文」をクリックします。
  3. 領収書を発行したい注文を見つけ、「注文の詳細を確認する」をクリックします。
  4. 注文詳細画面の右側にある「レシートを表示」ボタンをクリックします。
  5. レシートが表示されるので、「レシートを印刷」ボタンをクリックし、PDFとして保存するか、直接印刷するかを選択します。

TEMUの領収書に関するよくある質問(Q&A)

最後に、領収書に関してユーザーから寄せられることの多い質問とその答えをまとめました。

Q1. コンビニで支払った場合、領収書はどうなりますか?

コンビニ決済を利用した場合、支払いを行ったコンビニのレジで直接領収書を受け取ることができます。このレシートは、TEMUアプリから発行されるものとは別で、支払いを行った事実を証明するものです。ただし、こちらにもインボイス制度に対応する登録番号は記載されていません。

Q2. 領収書はいつから発行できますか?

TEMUのシステム上では、注文の決済が完了した時点で、いつでもマイページから領収書(レシート)を表示・発行することが可能です。

Q3. 複数の注文を1枚の領収書にまとめることはできますか?

いいえ、できません。領収書は注文ごとに発行される仕組みです。複数の商品をまとめて1枚の領収書にしたい場合は、購入時にそれらの商品をすべて同じカートに入れて一度に決済する必要があります。

まとめ:TEMUの領収書は「購入明細書」。宛名とインボイス制度を理解して活用しよう

TEMUの領収書発行は、アプリやサイトから数タップで完了する非常に簡単な手続きです。しかし、その手軽さとは裏腹に、ビジネス利用においては重要な注意点が存在します。

  • 経費精算で使うなら、購入前にアカウント名を「会社名」に変更しておくこと。
  • 発行されるのは「購入明細書」であり、日本のインボイス制度には対応していないことを理解しておくこと。

この2つのポイントをしっかりと押さえておけば、トラブルを未然に防ぐことができます。個人的な購入履歴の確認や、簡易的な経費報告であればTEMUのレシートで十分対応できるでしょう。本記事を参考に、ご自身の目的に合わせて賢く領収書機能を活用してください。

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